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Airbnb主催「万里の長城」宿泊キャンペーンが反発を受け中止に

残念なニュースです。

民泊サービスのAirbnbが、「万里の長城」宿泊キャンペーンを発表しましたが、反発の声を受け中止になりました。



Night At The Great Wall | Airbnb

まずはこちらの動画をご覧ください。ドローン映像がめちゃくちゃ素敵です。

「Why it is important to break down barriers between cartures.」

こちらのAirbnb主催のキャンペーンは、コンテストに参加し「なぜ異文化間の壁を崩すことが重要な時ことなのか」といった課題を提出し入賞すると、万里の長城内の物見棟に用意されたキャンドルデザインの部屋に泊まれるというもの。

対象国は右記11ヶ国(中国、アメリカ、インド、日本、韓国、オーストラリア、ドイツ、イタリア、スペイン、フランス)で、

その中から8人の旅行者がこのキャンペーンに参加し、宿泊の権利を得るチャンスを競うことになっていましたが、、、

キャンペーン発表後、「歴史的建造物であり、修繕中の万里の長城を、彼らはどうやってゲストハウスに変えたの?」「今や利益のために古代の遺跡をレンタルできるのか」といった遺跡の損傷を懸念する声や、批判があったといいます。

※2006年に法律で修復以外での施設の建設は禁じられていて、今回の室内のリノベーションが違法なのではといった声も上がっていた模様。

そのためAirbnb Chinaは、中国版のTwitterとも言われるSNS "Weibo"上にて、「歴史的・文化的建造物や遺物を保護することは私達の基本理念だった、そして今もそれは優先して考慮すべき点として残っています」とコメント。

イベントの中止を公表し、代わりに、旅先としての中国の魅力の紹介などに焦点を当てるとしています。

まとめ

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年間1,000万人が訪れる中国の歴史的観光地「万里の長城」、実は万里の長城で「一夜を過ごしてはならない」といった法律は無く、いくつかの旅行会社はキャンピングツアーをパッケージとして売り出していたりもします。

Airbnb知名度+遺跡のリノベーションが違法なのでは?といった意見がきっかけで中止になりましたが、そのコンセプトは素直に素敵だなと惹かれた部分があるのでちょっと残念です。

参考サイト
Airbnb’s Great Wall of China competition upsets Chinese social media users | South China Morning Post