L.BLOG/エルブロ

語学、シェアハウス、国内・海外旅行を通して人生の選択肢を豊かにするブログ

【2020年更新】ビザが無いと日本人が入国出来ない国【33ヶ国まとめ】

f:id:launcher567:20191228134136p:plain

世界最強クラスと呼ばれる日本のパスポート。

世界の約80%の国にビザ無しで訪れることのできる日本人はかなりラッキーですね!

ですが、そんな日本のパスポートでもビザ無しで入国できない国は存在します。最近ビザが不要になった国と合わせて、こちらの記事にまとめてみました。

日本人がノービザで入国できない国一覧


入国時にビザが必要な国は現在33ヶ国あります。以下が一覧になります。

アフガニスタン、アルジェリア、アンゴラ、イエメン、イラク、エリトリア、ガーナ、カメルーン、ガンビア、ギニア、キューバ、コートジボアール、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、シエラレオーネ、シリア、チャド、トルクメニスタン、ナイジェリア、ナウル、ニジェール、ブータン、ブルキナファソ、ブルンジ、マリ、リビア、リベリア、ロシア、赤道ギニア、中央アフリカ、南スーダン、北朝鮮

注意点:アライバルビザ(到着後に取得可能ビザ)を取得できる国は除外しています。

ここでの「ビザ取得が必要な国」とは、「他国で事前に観光ビザを取得しておかないと入国が許されない国」と定義します。

また、以下で大陸毎に分別してみました。何故ビザが必要なのかと合わせてご覧ください

アジアでビザが必要な国


アフガニスタン、ブータン、北朝鮮、トルクメニスタン

上記4ヶ国に関しては、日本のみならず、ほぼすべての国に対してビザ取得を要求しています。
(限られた親交国のみビザ無しでの訪問を許可)

その背景には、軍事政権や独裁政治だったりと、近年まで外交に積極的ではなかった点が関係しています。

また以下は近年ビザ取得が不要になった(アライバルビザ取得が可能になった)アジアの国一覧になります。

ミャンマー

f:id:launcher567:20191228191254p:plain

2018年10月1日に30日間以内の滞在であれば、ノービザでも訪問OKになりました。

パキスタン

f:id:launcher567:20191228191419p:plain

2019年4月15日からアライバルビザの取得が可能になりました。
https://propakistani.pk/2019/04/27/pakistans-new-visa-policy-gives-48-countries-visa-on-arrival/

アフリカで日本人がビザが必要な国

アルジェリア、アンゴラ、エリトリア、ガーナ、カメルーン、ガンビア、ギニア、コートジボアール、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、シエラレオーネ、チャド、ナイジェリア、ニジェール、ブルキナファソ、ブルンジ、マリ、リビア、リベリア、赤道ギニア、中央アフリカ、南スーダン

日本人が「ビザが無いと入国できない」国の大半はアフリカに集中しています

何故なのか、その主な理由は下記2つに大別できます。

理由①:アフリカは、外国人の受け入れ態勢が十分に整っていない

f:id:launcher567:20191228190234p:plain

地球最後のフロンティアとも呼ばれるアフリカは、近年各国の投資を受け急成長しています。しかしその実まだまだ情勢は不安定なのが正直なところ。

そのため外国人の出入りを警戒している・受け入れ態勢を整えるのに時間がかかるというのが現状です。

理由②:ビザ制度が貴重な財源になる

f:id:launcher567:20191228190352p:plain

ビザを求めるアフリカの国の多くは、国内の生活レベルがまだ潤いきっていないところが多いです。そのためビザ収入は今だに外貨獲得のための「貴重な収入源」として取り扱われているところがほとんど。

仮にビザの免除により、外国人観光客の増加を見込めるのであれば国益にもつながりますが、まだまだその実情体制が整っていないのも真実。

そのため、これらの国々は、日本人だけではなくほぼすべての外国人にビザを要求し、財源として取り立てていると考えられます。

外からの資本が流入することでそのスピードは変わるはずですが、ビザ無し体制に切り替わるのは今後もおそらく十数年はかかるでしょう。

中東で日本人がビザ必須な国

イラク、サウジアラビア、シリア、イエメン

上記4つの国は、日本人だけでなく世界中の人々に対して入国を厳しく制限していることで有名です。

その理由は、内戦や紛争、武力介入といった情勢の頻発により治安が極度に安定していなかったり、また宗教的観点から入国が難しい国といった理由が挙げられます。

しかし、そんな中東情勢の中で2019年ビザ規制の緩和が見られた国が以下になります。

サウジアラビア

f:id:launcher567:20191228191121p:plain

2019年9月27日に43ヶ国を対象に観光ビザ解禁になりました。

サウジアラビアは、世界で最も入国が難しく、「世界で一番旅行しにくい国」と呼ばれています。

その難易度は凄まじく、自身がイスラム教に改宗し、巡礼ビザを取得しなければ入国できなかったりします(コーランを丸暗記し潜り込んだ旅人の猛者がいるなど、そういった噂も絶えません)

しかし今回の緩和が世界49ヶ国に対して起きたことで、1度の入国で最長1ヶ月滞在可能なシングルビザか、年合計3ヶ月滞在が可能になる1年間有効なマルチビザの取得が可能になりました。

f:id:launcher567:20191228190649p:plain

外国人女性に関しては、体全体を覆うアバーヤや髪の毛を隠すヒジャブ(スカーフ)を身にまとう必要があります。

服装に厳しい規定があるため、入国時はその点注意が必要ですが、2030年以降観光分野のGDPを3%10%に引き上げるための施策として観光客誘致による財源確保に向けて徐々に動き出しています。

行きたくても行けなかったサウジアラビアへの旅行がまたグッと近づきましたね。

北米・中南米で日本人がビザ必須な国

キューバ

キューバに入国するにはビザの代わりに「ツーリストカード」を入国前に取得しなければなりません。

このツーリストカードは近隣の国の都市(メキシコのメキシコシティやカンクン等)にある空港でも事前取得が可能で、観光目的であれば30日以内の滞在が可能になります。

f:id:launcher567:20191228190802p:plain

キューバはアメリカとの国交回復(キューバの雪解け)を2015年7月に行ったばかり。そのため今後のさらなるビザ緩和政策には、ある程度時間を要することでしょう。

また以下は近年ビザ取得が不要になった南米の国一覧になります。

ブラジル

f:id:launcher567:20191228190947p:plain

2019年6月17日からブラジル政府は、日本旅行客のビザ(入国査証)の免除措置を導入すると発表しました。

ビザ免除により外国人観光客を増やし、収入をいっきに3倍にする計画に基づく規制緩和となります。
 

ヨーロッパで日本人がビザ必須な国

ロシア

ロシアがビザ無し渡航を許している国は、旧ソ連圏に属していた国、または社会主義時代から親交が深かった国(キューバ含む中南米各国)が挙げられます。

f:id:launcher567:20191228191953p:plain

古くから米ソの関係もあり、他国からの入国を厳しく制限してきたロシアですが、その中には日本も含まれているわけです。

近くて遠い国。

ビザの関係でなかなか足を運びづらいロシアを気軽に訪問することのできる日はいつくるのでしょうか。

ロシアと日本の相互ビザ不要はいつ?

f:id:launcher567:20191228192705p:plain

しかしこのビザ協定に新たな動きが昨今ありました。

2019年日本政府は、ロシア側からの要請を受け「ロシア人の日本入国ビザ(入国査証)を免除する」方針の検討段階に入った旨を発表しました。

日本は国連193ヶ国のほとんどの国からビザ免除措置を受けている一方で、観光や商用での短期滞在者のビザ免除を行っているのは68ヶ国のみ。その中にロシアは今まで含まれていませんでした

日本がロシアのビザ免除に応じた後、ロシア側も日本人に対してビザ免除にするのか、相互ビザ不要となるかが今後注目していくポイントとなります。

オセアニアで日本人がビザ必須な国

ナウル

ナウルは、オーストラリアとハワイの間、太平洋の南西部にある人口1万人ほどの小さな島国になります。

f:id:launcher567:20191228192438p:plain

品川区ほどの面積(21平方km)しかない小島にある共和国であり、バチカン市国、モナコ公国に次ぐ、世界でも3番目に小さな国連加盟国です。

かつては肥料の元になるリン鉱石の発掘と輸出で栄えたこのナウルは、盛者必衰の必衰時期に当たる現在、世界のほとんどの国に対してビザ免除をしておらず、近隣のミクロネシア、ポリネシア、メラネシアに属する国々に対してだけアライバルビザ発行を許しています。

同じオセアニア圏かつ、財源の援助を行っているオーストラリアやニュージーランドにさえビザ免除はしていないため、日本人がビザフリーで訪問することができる未来はかなり先になりそうです。

※ナウル入国のためには、ビザ取得が必要ですが、アライバルビザを受け付けておらずまた大使館も存在しません。そのため、どうしてもナウルを訪れた日本人はナウル政府(入国管理局)に直談判のメール(英文)を作成し連絡を取るしか無いようです。

まとめ

f:id:launcher567:20191228192909p:plain

産まれながらに国連加盟国のほとんどにビザ無しで訪問できる日本人って恵まれてますよね。

僕が世界一周中に会った諸外国の旅人は、各国を訪問する度に事前のビザ準備が大変で、それをパスできる日本人が羨ましいと言っていました。

近年ビザフリーで訪問できるようになってきた国々も増えていますので、更に海外渡航が楽チンになる可能性は限りなく高いです。

引き続き、今後の動向に注目ですね、

では!

関連記事はこちら

launcher567.hatenablog.com

launcher567.hatenablog.com