【体験談】世界一周にパスポートの増補はいらん。

世界一周準備によく含まれる「パスポートの増補」ですが、それって本当に必要なんでしょうか？

「やった方がいい」と薦められるがまま、ただ流されて作ろうとしてませんか？

「なぜ」増補が必要なのか、自分はパスポートの増補をすべき対象なのか。

その判断をする上で役立つ情報を今回こちらの記事にまとめましたので参考までにどうぞ。

ちなみに筆者の実績は下記になります。

・大学3年生時、299日39カ国を巡る世界一周達成
・5年パスポートで渡航（増補無し）
・アフリカ、中央アジアほぼ未渡航

結論：増補しといた方が無難

ぶっちゃけ、増補しといた方が旅中ページが無くなった際に手間がかかりません。

しかし、増補の必要性自体、行く国数によって変わるので「必須ではないよ。」ということをこちらの記事ではお伝えできればと思います。

仮に世界一周を2年以上、とにかくいろんな国を見ておきたい！大体、、、50〜80カ国ぐらい行きたい！

、、、なんてプランを立てているのであれば、ページが埋まっちゃう可能性は高いので、増補をお勧めしますが、

大学生や社会人で大体1年未満の旅を検討されている方で、

①訪問予定は20〜30カ国以下
②中央アジアやアフリカ渡航はしない

上記に当てはまる人であれば、結論、世界一周前のパスポートの増補はいらないと思います。

ではなぜこの結論に至ったのか。

そちらについては、僕自身の世界一周の経験と合わせて以下で解説していきます。

※ちなみに僕は世界39カ国を5年パスポート（増補なし）で訪問した上でも、まだページにはゆとりがありました。

僕が5年パスポートを増補しなかった理由

しなかった、というよりも出来なかった、が正しいです。

「えっなんで？？」って感じですが、それには諸事情ありまして、、、

理由はちょっと変わってます。

僕は実家のある熊本、熊本市内のパスポートセンターで増補の申請を行いました。

電話で窓口に問い合わせ、パスポートの増補申請をしたい旨を伝えたところ、、、

「では訪問する国々を全てリストアップして提出してください」
「ちなみに発行まで1週間かかります」

と告げられ...

いやいや、そもそもルートなんかざっくりとしか決めてないし、2週間後には出発。

その前にインドVISAも国内で取得しておきたかった僕は、増補で1週間ほどパスポートをパスポートセンターに預けなければならなくなるのは「出国が若干怪しくなる、リスキーだな」と感じ、増補を急遽とりやめました。

つまるところ、増補できなかった原因は準備不足、完全に僕のミスでもありました。

ですが、当時他の旅人のブログでは「すんなり増補できたよ」記事が多かったので、

「なんでや、俺だけ、、？」

といった疑念を抱きつつ、やむなく僕は5年パスポート(増補なし)で世界一周に出発したというわけです。

パスポート増補はしなかった、でも結果的に

海外39ヶ国を回れたのでパスポートの増補をしなくても世界一周はできます。

しかしこれは「僕の旅のルートがVISAの必要ない国ばかりだった」からかもしれないと後々思い始めました。

そのため増補不要説に関しては、絶対ではなくあくまで1例に過ぎません。

今増補するか否かで悩んでいるあなたに向けて、1つの選択肢として「パスポートの増補無し渡航」を持っておいて欲しいと思っています。

そして！

では逆に「パスポートの増補をすべきルート」の条件も考えてみました。

冒頭でも触れましたが、どの地域を旅するかで増補すべきか否かは変わってくるので以下要チェックです。

中央アジア、アフリカを回る人は増補したほうがいいかも

日本のパスポートは、VISA無しで多数の国に入国できるという「世界屈指の強さ」を持っています。

そんな最強パスポートを産まれながらに所持している日本人ですが、とはいえいくつかの国に入国するにはVISAが必要です。

基本的に他国に入国する際には、入国時に、国境や空港、事前に取得したVISAをパスポートに貼らなければなりません。

そして大体、VISA1枚に対してパスポートの1ページ分を消費する形になるので...

こうなります。

※VISAと言われてもピンとこない人のために画像を貼りましたが、「VISA(ビザ)」とは画像下段のような「パスポートのページに収まるサイズの紙切れ（渡航許可証）」になります。ちなみにこちらは東欧の国アルメニアのVISAですね。

VISAが必要な国に入国する度、パスポートの使用可能なページは1枚1枚少なくなっていく。

貼ることのできるページが尽きれば必然的に次の国への渡航は不可になる。

そして、パスポートのページを1枚消費してVISAを取得しなければならない国が多い大陸・地域が中央アジアとアフリカなのです。

ですので、この2つ地域を世界一周中に巡ろうと思っている人は出国前に増補した方がいいと思います。

またヨーロッパに関しては、国数が多いですがシェンゲン協定に属している国が多いので各国の出入国は主にスタンプのみで済みます。

▪️シェンゲン協定
シェンゲン協定（シェンゲンきょうてい）とは、ヨーロッパの国家間において国境検査なしで国境を越えることを許可する協定である。

そのため、世界一周中にヨーロッパをメインに回りたい人は特に増補の心配はありません。
(スタンプを押されないこともざらにあるのでページはスカスカです。)

※ただーし！スタンプをどのページのどこに押すのかは、担当する入国審査官のセンスや雑さによって変わります。

真っさらなページのど真ん中に、雑にスタンプを押されると、バランスが悪く、大体1ページ6スタンプ押せるはずが他のスタンプ押せなくなったりすることも、、、

適当に押された瞬間「何してくれとんじゃー！！」と心の中は荒ぶりますが、逆らったら入国はできないので顔面は仏の笑みでやり過ごしましょう。

※その鬱憤は旅人同士での飲みの席で良い酒のつまみになりますよ。

万が一、旅の途中でページが無くなりそうになったら、、

安心してください、大丈夫です。

時間は多少かかってしまいますが、各国にある日本大使館にて増補及びパスポートの再発行は可能です。なので問題ありません。

所有しているパスポートのページが「少なくなってきたな」と感じた段階で、増補の選択肢を頭に入れておきましょう。

ただし自分が進むルート上にある国に日本大使館があるか、どの都市にあるかは事前にチェックしておきましょう。

※増補には多少時間を要します。旅先で無駄に時間をかけたくないのであれば、事前に日本で増補をやってしまうのが良いでしょう。

※海外で増補にトライするのもおもろそうやなという人であれば、増補せずにとりあえず出国しちゃいましょう。何より行動が大事

増補しなくても、旅はできるよ

僕のように「増補するのにめちゃくちゃな条件を叩きつけられる」ケースは、世の中そんなにないと思います。

正直この情報は役に立つのだろうか...って感じですが、世界一周をするにあたり「増補しなくてもいけるかなぁ」と不安になっている人がいましたら、、

なくてもいけます。

39カ国、一時帰国無しでいけちゃいましたので、大丈夫です！

なんとかなるし、旅に出てからでもパスポートの増補はなんとでもできますから、とにかく世界に飛び込んじゃいましよう！

ごちゃごちゃ考える時間がまず勿体無い。人生を変える世界一周に飛び出しちゃえ！

では！

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