L.BLOG/エルブロ

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【Day10】アリゾナ州グランドキャニオン到着!大地の裂け目に向かってジャンプ!

アメリカ横断10日目!今回はこちら、アリゾナ州の「Grand Canyon(グランドキャニオン )」から1日が始まります。

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次の目的地「グランドキャニオン国立公園」に向け、昨日アリゾナ州セドナから夜通し運転。

国立公園近くまで北上し、車中泊で夜を越しました。

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西海岸まで残り1/3程度。夜間走行を重ねて先を急いできた分、今後の旅にも少し時間の余裕が持てそうです。

前日のお話はこちら。

launcher567.hatenablog.com

グランドキャニオン国立公園(Grand Canyon National Monument)

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コロラド川の流れが数百万年もの歳月をかけ大地を削り、創り出した絶景グランドキャニオン。

アメリカ合衆国アリゾナ州にあり、崖の深さは平均約1200m、最深部約1800m。

めちゃくちゃ深いっぽいけどイメージできない、そんな想像を凌駕するスケールを誇ります。

1908年にセオドア・ルーズベルト大統領によって国定公園に指定され、1979年に世界遺産に登録されました。

グランドキャニオンはコロラド川を挟んで2つに大別され、北側はノース・リム(North Rim)、南側がサウス・リム(South Rim)と呼ばれています。

「えっ、でもどっちに行けばいいの?」

と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、もしグランドキャニオン観光を短い時間の中で120%楽しみたいのであれば、道も整備されていて観光しやすい、サウス・リム(South Rim)をオススメします。

※こちらの記事ではサウス・リムを紹介。

公式サイトはこちら
www.nps.gov

※また公式サイトでは公園内の注意事項やコンディションも随時アップデートされます。

(例:キャプチャ上部は「2019年5月15日までノースリム立ち入り禁止」と記載)

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せっかくグランドキャニオンに行ったのに、"見たいスポットが見れなかった" なんてことにならないよう、事前情報のチェックをお忘れなく。

早朝7時:車中泊明けのダイヤモンドダスト

前日、日が暮れるまでセドナで遊び尽くした後、ヘトヘトの身体にむちを打ち車を走らせやってきたのがここ「グランドキャニオン国立公園」。

昨晩は旅費を抑えるため、そのままマックの駐車場で車中泊

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眠い目を擦りながら起き、車外に出ると、外気温はまさかの氷点下「-13℃」

寝つきが悪かった上に、暖房をつけていても身震いする寒さに、嫌でも眼が覚めるという”最高"のお目覚めです(白目)

眩しさに目を細めながら朝日の降り注ぐ方向を見ると、空中に舞う「キラキラ光るもの」にハッと気づく。

これが俗に言う「ダイヤモンドダスト (Diamond Dust)」かと、ボヤけた思考の中その美しさに感動したのを覚えています。

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ダイヤモンドダスト (Diamond Dust)」とは、空中で舞い散る無数の氷粒が日光に反射しキラキラと輝く現象。

「①氷点下10℃以下+②快晴の早朝+③無風状態かつ湿度がある環境」でのみ発現し、

水蒸気が「雲になる前に急速冷却される」ことで氷粒になるのが原理なのだとか。

いくつもの気象条件が揃ったときしか拝めない自然現象を見ることができ、寝起きは正直最悪でしたが人生初の経験ができてラッキーでした。


その後目覚めたアメリカ横断メンバー4人は、凍てつく外気で互いに意識を覚醒させつつ、国立公園内へ向かいます。

待ってろよ、グランドキャニオン!

トラブル:タイヤの空気圧に異常発生

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実はこの時、我らが愛車TOYOTA「4RUNNER」に1つトラブルが発生していました。

今回国立公園内を運転することになったメンバーのやっくん曰く、「タイヤの空気圧がおかしいって、アラートが出てるよ!」とのこと。

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メーターを見ると確かに英語で「空気圧に以上あり」と出ていた。焦った僕らは助手席にあるマニュアル本を取り出し調べるもわからず。

近場のガソリンスタンドに立ち寄り、スタンドのスタッフに尋ねるも原因不明。「見た感じ異常は特に無いよ」とのこと。

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ここまで車を酷使させ走り続けたからか、それとも急激な温度変化による一時的なものなのか。

若干不安になりつつも、僕らはここで立ち止まるわけには行かず。本日の目的地に向け、車を前に走らせ始めます。

入場料

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やきもきしつつしばらく車を走らせていると、国立公園内に通るゲートが見えてきました。ここで入場許可証を持っているか確認されます。

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入場許可証は購入から①7日間有効、期間内であれば②ノース・リム(North Rim)、サウス・リム(South Rim)共に行き放題という代物。

僕らが「グランドキャニオン国立公園」を訪れた時には車一台30USD(約4,200円)でしたのでそちらを購入しました。

※2018年1月1日より、入場料はどうやら下記金額に値上げしたみたい(悪天候によるトラブルに見舞われてもチケット代の返金はできないみたい)

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【料金:2018年1月改定版】
・車両×1台:35USD
対象:プライベート観光乗客全員
不可対象:商業目的の車両、団体

・バイク×1台:30USD
対象:プライベート観光乗客全員
不可対象:商業目的の車両、団体

・個人×1人:20USD
対象:プライベート観光乗客全員
徒歩、自転車、ラフティング参加者
その他:15歳以下は無料

上記は公式サイトより引用。
https://www.nps.gov/grca/planyourvisit/fees.htm

料金改定は都度行われるため要注意。またピークシーズンは料金が倍になるなど様々な噂もあるため、事前情報の確認はお忘れなく。

入場料無料の日はいつ?

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実は毎年平均5日間だけ、「全ての国立公園の入場料が無料になる日」があります。2019年の日程は下記の記事にまとめてあるのでそちらをチェック。

※後日更新予定

午前9時:まずは朝食タイム

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サウスリムの中心地に到着した僕ら4人。起床後すぐ目的地に向かったためお腹はペコペコ。

ランチアはボンネットの上でインスタントコーヒーを作り、他の3人は荷台でカップラーメンを頂きます。

今までなんどもお世話になってきたマックの朝食セットも、グランドキャニオンは通常の倍近い価格設定。想定どおり目玉が飛び出るほど物価が高いので朝から自炊をすることに。

ガソリンはもちろん貧乏旅行者の僕らに取っては手が届きません。

https://www.instagram.com/p/BQFnXQjgWXe/

お湯があればどこでも食える、貧乏バックパッカーの旅の友「カップヌードル

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お値段2ドルしないけど、この時の僕たちにとっては贅沢品だったな(笑)

こいつがなきゃ横断できなかった、かも...!

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アメリカ横断メンバーは実は世界一周中。なので横断後の中南米旅行のことも考えて節約せざるを得ないのです。

ジャンクフードや質素なインスタント食品ばっか食ってると美味しい日本食が恋しくなるよね、ちゃんとしたご飯がさ。

でもこれは貧乏バックパッカーの性だから仕方ないのかと、

そう割り切って寒空の下、高級品”カップヌードル”をいただきました。


午前10時:観光開始、これぞグランドキャニオン!

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朝食を済ませた後、早速絶景を求めてスポットに向かうとそこには、、、この絶景!これにはテンションが上がります。

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グランドキャニオンの起源は諸説ありますが、有名なのはおよそ7,000万年前に活発だった地殻変動が関係しているそう。

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大規模な地殻変動で大地が隆起した後、そこに流れ込んだコロラド川の流水が岩々を侵食。数百万年という時間をかけて自然が作り出したとか。

アメリカといえばココを思い浮かべる人もきっといるはず。それ程までに名の知れた、大いなる大地の裂け目。

雪の照り返しも相まって、朝日が眩しいぞコノヤロー‼︎ もうなんか、飛びたくなる程デッカいね‼︎

https://www.instagram.com/p/BQIMUF0Bmv3/

脚を滑らせたらノンストップで谷底へダイブ間違いなし。雪で滑る崖の淵に立ち朝の1枚をパシャり。

結構スリリングな場所で撮ったこの一枚はお気に入りの写真です。冬に行かれる方はホントに足元要注意‼︎

見所①:冬のグランドキャニオンの楽しみ方

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辺り一面に降り積もったシャクシャクのスノーフレーク

作りたてふわふわのかき氷みたいな雪を右手ですくい取り、顔の前でぇ....

https://www.instagram.com/p/BQKNYhMhIzl/

吹き飛ばす‼︎

あー、楽しい!九州生まれの人間にとって、ここまで綺麗な雪は珍しいもんよ。

思わずはしゃいでしまったけど、手が冷たすぎてその後ヤバかったのはここだけの話(笑)


黙々とセルフィーを撮る彼、なんかターミネーターみたい。

https://www.instagram.com/p/BQNQVuhBJB5/

ビジターセンターの天気予報によるとこの日は快晴の極み。おかげで運良く雲ひとつ無い景色を眺めることができましたとさ。

朝からラッキー。だけど日焼け止め塗らないと肌が黒焦げになっちゃう。

午後11時30分:ビジターセンターで情報収拾

お昼前に軽く遊んだ後は、一旦情報を集めにビジターセンターへと向かいます。

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移動中も助手席でグランドキャニオンについて調べはしたものの、手に入ったのはわずかな情報のみ。

なので観光客用に公開されている掲示板や、無料のマップを取得しに向かいます。

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たどり着いたビジターセンター。ここには掲示板があり、本日の天気のコンディション情報が更新されています。

昨日・今日・明日と天気の移り変わりがどうなっているのかをパッと目視できるので便利ですね。

そしてランチア掲示板を眺めていると、聞こえて来るのは無茶振りの声。

「天気予報やってよ」

ビジターセンターに着くや否や、突然横断メンバーに気象予報士をやれと無茶振りされて、やりましたよ、やり抜きました‼︎

Take2にしてはだいぶ上出来じゃないかな?

あとで見とけよ〜、絶対どこかで無茶振りし返してやる!(最後の方に噛んだのは多めに見てください)

午後12時30分:次のビューポイントへ

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一度ビジターセンターでサウスリムの情報を集めた僕らは、地図を頼りに次のビューポイントへ向かいます。

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国立公園内は無料のシャトルバスもあるため、運転が不安だったりする場合はそちらを利用するのをオススメします。

※またシャトルバスでしか侵入できないビューポイントもあるので、事前にルートを組んでおくことをお忘れなく。

「滑ったらオジャンだよ、レッカー代高いよ!」

そんな声が飛び交う車内でドライバーは1人、景色を楽しみながらも内心ドキドキで運転中。

僕たち4人は我らが愛車に乗り込み、雪道をゆっくりと走り抜けました。

絶景:ヤキポイント(Yaki Point)到着!

https://www.instagram.com/p/BQPz_ORB697/

車を走らせ到着したのは、サウスリムでも人気なヤキポイント(Yaki Point)。

ついた途端、目の前に広がるのは白雪に覆われた「真っ青なグランドキャニオン」

このアメリカ横断が始まる以前に日本で見たグランドキャニオンの写真は、ほとんどが夕日や朝日に染まった真っ赤なものばかり。

なので、真っ赤な大地を期待して脚を運んで見たんだけど....これまた良いですね。

寒色系が好きなので、こっちの方が気に入りました。(だからマウンテンパーカーも真っ青なのだ)

https://www.instagram.com/p/BQcpCQ1B9dJ/

谷底に吸い込まれそうになる、ヤキポイントからの絶景。

観光用の立て札を読んだり、雪合戦で遊んだ後、最後にパシャり。これまた思い出の写真です。

注意:おい嘘だろ、崖から飛び降りジャンプ

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崖側に立ち、1人景色に浸っていたランチア。すると背後から良からぬ声が聞こえてくる。

アメリカ横断中何も面白いことをしてくれなかった!」

「何か面白いことをやって!」

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(マジかよ、、、)

と悪態つく間も無くこれがまさに"崖っぷち"の状況。

だから仕方なく見せてやりましたよ、レッドブルが無くても俺は飛べるぞと。

抱えていた荷物を詰めたい雪面に全て置いたランチア、彼は無言でガッツポーズを決めると、、

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スッ(ガッツポーズを決める音)

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「I CAN FLYー!!!!」

えっ、飛んだ!?

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まさかのジャンプに崖下の覗き込んで見るとそこには、、ランチアが雪面に横たわっていて、、

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そんな緊急事態を見て、アメリカ横断メンバーの口から出た一言目は、、

「保険金がっ、、」

「やったー!俺らで保険金分けようぜ!」

「ラスベガスに1発かけよう!」

せっかく身体を張って崖からジャンプ決めたのにこれだよ。なーにが保険金じゃあ!

俺は生きてるってーの!

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雪面からのそっと起き上がって、、

「I’ll be back!!(ターミネーター風)」

その後はもう、冷たい雪を手のひらでかき分け、断崖をよじ登り、なんとかもといた崖上まで登ってと。

無茶振りに答えるだけで体力を使う、使う。

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「これも冒険や!」

と割り切って気力で乗り切るしかないよね。

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ちなみに、事前に足元をちゃんと確認してやってるから良い子は真似しないように。

あくまで自己責任でお願いします(手が冷たすぎて千切れそう、、寒い!)

https://www.instagram.com/p/BQh5yZxB7N1/

その後は飛んだ崖の淵で記念に1枚。

「デッケェー!!」

両手は全開、身体全体にチカラを入れて自分を大きく見せてみるけれども....自然の前にはあまりに無力、そしてちっぽけ。

地平線を左から右に沿って見てみると、地球がまん丸だって事がわかる1枚です。

空気が冷たくて気持ち良いなぁ。

注意事項①:国立公園内はドローン禁止

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僕らはアメリカ横断中ドローンを飛ばして撮影をしていました。しかし気をつけなければならないのはアメリカの法律です。

アメリカの国立公園内ではドローンを飛ばすことが禁じられています。

もし飛ばしたい場合は事前に許可を取る必要があるため要注意。飛ばしたら絶対綺麗な景色が撮れるはずですが我慢我慢。

なのでドローンは車にしまい、グランドキャニオン国立公園内では、その背景を使い記念写真を取って遊ぶことに。

https://www.instagram.com/p/BQkeGeVBemU/

旅の雰囲気を盛り上げるため、4人で割り勘して買った帽子"テンガロンハット"

アメリカ横断メンバーの”Kouhei”、彼が一番この帽子が似合うんですよね。めちゃいい写真じゃん。

https://www.instagram.com/p/BQmogEtA7q_/

このアメリカ横断中にカメラマンとして活躍してくれたメンバーの”五十嵐”

普段撮る側ばっかだから、今回は彼のカメラを借りて1枚パシャり。

旅する時はいつも『赤いマウンテンパーカー』、冬でも『青の水着』を着用するという。謎に満ちた男です。

https://www.instagram.com/p/BQxAkSzAXZ3/

『はーい、グランドキャニオンにやって来ましたー!』

ニューヨークでGoProを手にして以来、セルフィーに夢中な彼、横断メンバーの"やっくん"

最初はやっぱ高いから購入を迷っていたみたいだけど、今は楽しんでくれてるみたいで何より。

少し高いけど、長旅をするならGoProがあるとより旅が楽しくなるのでオススメです。

別行動組:横断メンバー3人は何を?

ヤキポイントでしばらく遊んだアメリカ横断メンバーの4人。今度は夕日を綺麗に見れるポイントを求め車を走らせます。

公園内は入り組んでいて迷っちゃうから気をつけてください。僕らは下のタイムラプスでもわかるように、道を間違え引き返したりよくしてました(笑)

ここでランチアは最初に訪れたビューポイントでどうしてもサンセットが取りたくなり、一時的に車を離れ単独行動を取ることに。

他の3人は引き続き我らが愛車TOYOTAの「4RUNNER」を繰り出し別の観光ポイントへと向かいました。

ランチアと別れ別行動をとった3人、一体なにをしていたかというと、、、女子会ならぬお茶会?

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安物のクッキーをほうばりながら、マウンテンデューを飲む2人。背景のグランドキャニオンのおかげでなんとかなっているけれど、なんの写真なんだこれは?笑

どうやらグランドキャニオンのサンセットまで1時間ほどあるから、暇を持て余している見たい。

そんな彼らが暇つぶしのためにGoProを使って遊び撮影した動画がこちら。

僕のいない間になんて事を…編集しながら笑っちゃいました(笑)

午後17時30分:サンセット

1人別行動を取ったランチアは、カメラを片手にビューポイントでサンセットを待ちます。

https://www.instagram.com/p/BRQT3tQA6hA/

光が七色に分かれ、木々は自身の影を雪面に落とす。刻々と姿を変え行くグランドキャニオン国立公園。

日暮れとともに下がる気温、凍える身体にムチ打って、1人待ち続けた甲斐があったかな。

何千年、何億年と今日を繰り返し今に至るこの景色。すごく綺麗でした。

【補足】ツアー参加者は要注意。
僕がサンセットを撮影している間、ツアーでサンセット観光に来られた日本人が10〜20人ほどいました。

しかし見ていると団体行動が余儀なくされるため同じビューポイントにいたのはわずか数分ほど。

自分の目でグランドキャニオンの美しいサンセットをじっくり見たい・撮影されたい方は、個人で公園内を回った方が”時間を制限されない”ためオススメです。

注意事項②:夜間は野生動物に注意

日が沈んだ後、タイムラプス撮影を終えたランチア

日が暮れ、辺り一面がグッと一気に冷え込んだことで身体を動かしていないとシバリングが止まりません。

時刻表を見ると、シャトルバスが迎えに来るまで10分。バス停近くで次の便を待ち続けます。

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「寒みぃ。はよ、バス来ないかなぁ、、、」

寒空の下、ひたすら寒さに耐えているとどこからともなく雪ウサギがひょっこり登場。

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グランドキャニオンはあたり一帯が国立公園内。なので野生動物がいることは知っていましたが、日が落ちたと同時にわんさか雪うさぎが現れます。

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昼間と違い、もはや人間とウサギの数は逆転。アスファルト上を、縦横無尽に駆け巡る雪うさぎ達。

「お前らこんな寒いのに元気で可愛いなぁ。。」

なんて思ってたら、、なんと。

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突如目の前に「全長3mを優に超えるエルク」が登場!

「!!!(やばいやばいやばい、死ぬ死ぬ死ぬ)」

エルクデカすぎです。もしあの巨大な角でど突かれようもんなら確実に終わってました。

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周りに誰もいない、誰も知らない真冬の現場。スッゲェ怖かったのを覚えてます。日暮れ後の観光は気をつけてくださいね。

【補足】エルク情報は公式サイトにもありました。
https://www.nps.gov/grca/learn/nature/elk.htm
また見つけても危ないから「30mは距離と取りなさいよ」とアラートも出ています。

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なので見かけても決して近づいちゃダメですよ(僕は目の前5mに突如現れたので、心臓が止まるかと思いました)
https://www.nps.gov/grca/learn/nature/wildlife_alert.htm

見所③グランドキャニオン天体観測

その後無事ビジターセンターまで戻れたランチアは、他の3名と合流。暖かい車内で暖を取ります。

日が暮れると外気は一気に冷え込み。天気予報通り外気温は「-13℃」と半端ない。

https://www.instagram.com/p/BRal8bTg1Gc/

ただグランドキャニオン近辺は夜間は街灯も人通りもないため、車のエンジンを切りヘッドライトを落とすと辺り一面完全な闇を作ることができます。

そうすると浮かび上がって来るのは夜空に浮かぶ「星々の光」これは写真を撮るしかないでしょ!と早速星空観測を兼ねた撮影会の始まりです。

https://www.instagram.com/p/BRnX2k2AMa7/

あーでもない、こうでもない。ウンウン唸りながら寒空の下、小1時間粘って撮った星空の写真たち。

寒さに耐えきれず暖かい車中に戻り、早速その場でどんな写真が撮れたかチェックしてみると....

肉眼では見えなかった一瞬、「流れ星」をカメラはしっかりと捉えていたよう。

すごく綺麗。あ、でも願い事するの忘れてた!

星空観察も含め、丸一日かけたグランドキャニオン観光後は、次の目的地に出来るだけ近づくため再度夜通し運転を結構します。

深夜1時:次の観光地に向け移動開始

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車を走らせ続け、気づけば時刻は深夜1:00。

ここでふと外に目を向け助手席から空を眺めると、辺り一面牧草地、街灯ゼロ、満天の星空。

「これまた星空観測をするしかないな」

ということで、路肩に駐車し急遽星空撮影会の開催です。

車の通行が止み、辺りが完全に真っ暗になるタイミングを見計らってパシャり。

https://www.instagram.com/p/BRp-2aOAa63/

この写真はタイミング悪く、通りかかった通行車のヘッドライトが映っちゃってる。。

けどこれはこれで良い味が出てて良し。.カッコいい一枚が撮れました。

その後も寒さの限界を迎えるまで撮影を続け、ようやく撮れた写真の1枚がコチラ。

https://www.instagram.com/p/BRvJ8Jmg9yQ/

「真冬の天体観測」

4人全員で車の上に乗り星空を眺める。肉眼で眺めても、星1つ1つの煌めきが、ハッキリと見て取れました。

雪の積もる黄金色の芝生の上にカメラを設置し、レンズ越しに星空を切り取ると、よりその美しさが際立った。

−11℃、澄んだ空気を全てで感じた夜。名も知らぬ平原の田舎道での1枚です。

まとめ、アメリカ横断10日目終了。

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コロラド川が数百万年かけ創り出した自然の傑作「グランドキャニオン国立公園」

街中を外れ自然の中で過ごす時間、デジタルから離れて全身で感じた自然はたまりませんでした。

星空撮影のために極寒の中に体を晒し、結構寒さダメージにやられながらも、今夜は夜通し運転して次の街へと進みます。

次回もまた絶景ですかね。

では!

アメリカ横断10日目:走行距離】
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To be continued...続く!
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僕らの21日間、走行距離10,000Kmアメリカ横断の旅の記録は、YouTubeでも公開中!

アメリカ横断のリアルをみて、あなたが今計画している自分たちの旅、自分たちだけのアメリカ横断実現のために是非役立ててくださいね。

↓↓↓Day10はこちら↓↓↓


【Day10】アメリカ横断10,000Kmの旅!!【グランドキャニオン!! 大地の裂け目に向かってジャンプ!!】Grand Canyon , Arizona, USA


そのほかアメリカ横断にかかった詳細な費用などまとめた記事は下記をどうぞ。

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アメリカ横断に国際免許はいらないって、知ってた? 詳細は下記記事へ。

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アメリカ横断中の夜間走行は辞めとけって言われるけど、、、本当かな?詳細は下記記事へ。

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アメリカ横断の思い出作りに最適!オススメスマホアプリはこちら! 詳細は下記記事へ。

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